【トンボロ活動記vol.5 創業200年のおこし・カステラメーカー「杉谷本舗」の達成社長にお話いただきました!】
出島トンボロは地域商社として、“長崎のオンリーワンづくり”を掲げている―――。
長崎の魅力を余すところなくお伝えするために始まった「トンボロ活動記」。
今回は、日ごろから一緒に活動をしている佐世保高専の学生さんと、地元長崎の老舗企業さんとの取組みをご紹介いたします!
佐世保高専×地域企業
出島トンボロは2018年以来、長崎県佐世保市にある佐世保工業高等専門学校(通称:佐世保高専)に所属する商品販売企画チーム「長崎つなぐっど。」と一緒に活動を行ってきました。活動を通して長崎の魅力の再発見や、その魅力を活かした商品作りを行っており、年々活動は大きくなっているように感じています。
地元老舗企業による商品開発についてのお話
そんな中で、今回はおこしで有名な、老舗製菓企業の「杉谷本舗」の8代目社長達成さんに、商品企画の難しややりがいについてお話をいただきました。
達成社長は、元々東京のベンチャー企業で働いたところから、200年も続く老舗企業を継ぎ8代目社長としてご活躍されていらっしゃいます。様々なご縁があり、弊社と出会い、これまでの活動に対して共感を持っていただき、今回の講演に至りました。
今回のお話では、商品企画の話だけでなく、一個人としてどのようにキャリアを歩まれてきたのかなどもお話いただき、大人である私自身もとても参考になりました。
企業が地元の学生と一緒に活動するということ
実は、杉谷本舗さんは、地元の農業高校の学生さんと一緒に、商品企画~販売するということを行ってきた経験もあります。
一見すると、学生と商品をつくるというのは、企業と学生どちらにとっても、有意義なもののように思えます。実際、私たちもそのような活動を継続していく中で、企業の地域貢献的な要素や、学生さんが地元企業さんと交流することで成長していく様子を見ていて、やってよかったなと感じる瞬間は多くあります。
一方で現実としては、作るまでは一緒に頑張るものの、実際に在庫を抱え、販売するというフェーズに関しては、企業だけでやり切ることになり、結果的に企業負担が多くなることも珍しくありません。そうした、裏の大人の事情も、今回は包み隠さず話していただきました。
「商品企画は作って終わりじゃなくて、そこからお客様まで届けるところまで責任を持つ!」というメッセージもあり、学生さんからすると、少し厳しい言葉だったかもしれませんが、商品をつくって売ることを目標にしている「長崎つなぐっど。」にとっては、とても大事な言葉だったようにも感じます。
学生さんからも
■どんなに時間をかけても販売することができなかったり、商品に自信があっても採算が合わなかったりなど、改めて商品を開発することの大変さを学びました。
■リアルなお話を聞くことができ、とても貴重な経験でした。特に商品案の発案から実際に市場に出るまでの工程であったり、またそれぞれにどれくらいの時間を要するのかということがとても学びになりましたし、これからどう行動して行った方がよいかという指標になりました。
など学びに繋がったような感想が見受けられました!
達成社長、この度はありがとうございました!
江戸文化8年創業 長崎カステラ・おこし・どら焼きの杉谷本舗様の情報
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