【出島トンボロ×佐世保高専】産学プロジェクト③

毎日の幸せを与えてくれる食。
食品や食材、そして、それを支えてくれる職人さんの
『食と職の魅力を追う』
トンボロジャーナル編集長のSatohです。

前回は、長崎の素材と技術を繋げる
新たな価値を発信するプロジェクトとして
佐世保高専の物質工学科研究チームとの取り組みについて
ご紹介させていただきました。

長崎の地で活躍した坂本龍馬が薩長同盟を締結させたように
長崎の優れた素材同士を組み合わせて
長崎を繋げるような商品づくりを目指す
佐世保高専「長崎繋ぐっど隊」。

今回はその長崎繋ぐっど隊との取り組みの続編で
大島とまと農園さんを訪問させていただきました!

【大島とまと農園ホームページ】

大島とまと農園とは?

実は大島とまと農園さんは、海外を行き来する大きく高性能な船をつくる
大島造船所さんが立ち上げられた農園です。
「地域と共に」をモットーに、船だけでなくトマトや焼酎といった
特産品で地域社会に貢献できればという思いで日々活動されています。
大島造船所のロゴマークにはトマトがあしらわれており
第二第三の事業の発展と地域社会との共存共生を目指すとの意味が込められています。
不況を乗り切るために生まれた奇跡のトマト。それが、大島トマトです。

昭和63年から始めたトマト栽培。
栽培を開始して30年以上となり今では、長崎県を、西海市を代表する特産品です。
栽培期間中に開園される大島トマト狩りには県内外から沢山のお客様が農園を訪れます。
トマト栽培によりトマトの販売はもちろん加工したトマトジュース
さらにメロン栽培など新たな取り組みも始められています!

 栽培中のメロンがこちら↓

独自の栽培方法

「地域と共に」をモットーに、トマト一筋33年。
研究に研究を重ねた独自の栽培方法があります。

①独自の微生物農法による土壌づくり
海のミネラルを多く含んだ大島独自の土壌環境を活かすために
オリジナルの発酵有機肥料を使った微生物農法による土壌づくりにこだわっています。
こうすることで、環境負荷の軽減に配慮しつつ、植物の免疫力を高めることができるので
必然的に農薬を減らすことができ、安全・安心でおいしいトマトができます。

②手間暇・愛情を惜しみなく
大島とまと農園では種まきから始まり、全ての苗を自前で接ぎ木して植え付けします。
9月に定植したトマトは1月から収穫が始まります。

③期間限定
1年間のうち5ヶ月(1月~5月)しか収穫することができません。
収穫の間には1株1株に水や自家製発酵有機肥料を与え
芽摘み、葉かき、受粉作業、誘引、そして収穫・出荷までを全て手作業で行います。

愛情いっぱいに育てられたトマト。
ただし、収穫したトマトがすべて出荷されるわけではありません。
どうしてもロスが出てきてしまうのです。

例えば、トマトジュース。
トマトジュースは大島トマトを丸ごと搾った天然・無添加のジュースです。
トマトジュース1000mlになんと2.2kgものトマトを使います!
この工程で必ず出る搾りかす。
また、月・水・金の収穫の際に必ず出てくる割れたトマト。

これは大島とまと農園さんにとってはもちろん
食品ロスという社会課題としても悩みのひとつ。

この話を聞いて、「私たちにできることが何かあるのでは・・・」
そう思わせられる瞬間。
そしてなんと、この搾りかすの機能性を調査した結果
栄養価が非常に高いことがわかっています。

長崎の優れた素材同士を組み合わせて
長崎を繋げるような商品づくりを目指す私たち長崎繋ぐっど隊と出島トンボロ。
ただ素材同士を組み合わせて新しい商品を開発するのではなく
同時に社会課題に繋がる商品開発。
そしてその商品をお届けしたその先に、お客様の笑顔を生み出したい。

今回の訪問で、素晴らしい商品の魅力
そして、私たちがやるべきこと、
ちょっとカッコつけて言うと「私たちの使命」ともいえるような事象に触れる
大変貴重な一日でした。

商品開発、はじめます。

関連している記事

フェイスブック インスタグラム ツイッター ノート