【トンボロ活動記vol.3長崎の未来を考える取り組みをスタートしました
出島トンボロは地域商社として、“長崎のオンリーワンづくり”を掲げている―――。
長崎の魅力を余すところなくお伝えするために始まった「トンボロ活動記」。
今回は、私たちが長崎の未来のために取り組む活動についてご紹介いたします!
佐世保高専×地域企業
出島トンボロは2018年以来、長崎県佐世保市にある佐世保工業高等専門学校(通称:佐世保高専)に所属する商品販売企画チーム「長崎つなぐっど。」と一緒に活動を行ってきました。活動を通して長崎の魅力の再発見や、その魅力を活かした商品作りを行っており、年々活動は大きくなっているように感じています。
長崎の魅力を再発掘し新しい商品を生み出すことは、県の魅力度やイメージ向上のために大切なことと感じています。ですが、地域企業で働く私は、長崎の魅力を再発掘することと同じくらい、重要視していることがあります。
それは、県内の人手不足です。
長崎は、人口流出が激しい県と言われており、昨今は、その人手不足に拍車がかかっているように感じます。原因は一つではないと思いますが、中でも、魅力的な企業がない、という声が特に若い世代から上がっていると耳にしたことがあります。
かく言う私も、一度は長崎を出た身でもあります。ただ、就活を始める準備段階で、もっと地元のことや地元企業のことを知る機会があれば、選択肢として地元での就職を考えられたのではないかとも思っています。
地元企業と学生の架け橋
県外への就職がパターン化されつつある今、長崎で働くという選択肢を学生に持ってもらうために、できることは無いか。少しでも早いうちに、地元企業と接点が持てる方法はないかと考え、私は、今回の佐世保高専との取り組みを活かして、佐世保高専の4年生向けに会社説明会を実施してはどうか、と考えたのです。
そして早速、これまでお世話になった地元企業の方々にお話しをさせていただいたところ、今回は、今年度から新しく新卒採用を行う事になった、長崎の時津(とぎつ)に本社を構える「亀山堂」の人事と社長のお2人にお越しいただきました。
健やか総本舗亀山堂は、長崎に本社を置く通販会社様で、サプリメントを始め、にがりや塩など多岐に渡る商品を取り扱っています。第二創業期と銘打ち、今年から新卒採用に向けて本格的に動いていこうとしている、県内でいま勢いのある企業様です。
会社説明会では、自社や商品の説明だけでなく、亀山堂さんが生業とする通販のいろはをお話いただきました。いまでこそネットでの販売は一般的になりつつありますが、それでも学生にとっては、まだまだ馴染みがなかったりするものですが、学生の身近な経験に合せて分かりやすくお話をしていたのが印象的でした。
長崎の未来への第一歩
会社説明会では弊社スタッフも登壇し、自分に合った企業を探すために必要な考え方などをレクチャーしました。
今回の活動を通して、長崎で働くことを少しでも学生にイメージさせることができたらと感じています。
また、私も亀山堂さんも今後の長崎を担っていく学生とオフラインで交流することができ、とても有意義な時間となりました!
こういった活動を徐々に増やすことで、長崎の人口減少にストップをかけて、ひいては国内の同じ問題を抱える地域のモデルケースになればと感じています。