【リモートワーク】「座りっぱなし」は腸に悪影響!?
コロナウイルスが流行した2020年春頃から、
リモートワークを導入する会社が増えてきました。
現在、一日の感染者数は県によっては一桁台に
下がり、日常が徐々に戻りつつありますが、
コロナ終息後もリモートワークを希望する人の
割合は、なんと約8割以上!
新たな働き方が、社会全体に浸透しているよう
です。
通勤によるストレスも無く、精神的に良い状態で
過ごせるような気がしますが、リモートワーク
では普段よりも「座ったまま」の状態が長く続く
ことで運動不足を引き起こし、なんと「腸」にも
悪影響を及ぼすことが分かってきました!
今回はなぜ腸と関係があるのか、そして
その他にもリモートワークが引き起こす
体へのダメージと、その対策をご紹介します!
腸内環境の悪化には「胆汁」が関係していた!
「胆汁」とは肝臓で1日に約1リットル作られる
液体で、およそ90%が水分です。その後胆のうに
貯蓄され、濃縮されていきます。
体内に食べ物が入ってくると、胆道という胆汁の
流れる道を通って十二指腸へ。
本来胆汁は小腸で増えすぎた細菌を殺菌する力を
持っているのですが、リモートワークなど長時間
座ることで胆汁の流れが悪化!
上手く細菌を倒すことが出来ず、細菌が繁殖
しやすい環境を作り出してしまうのです。
運動不足によって増えてしまった腸内の有害
物質は、やがて全身の不調を起こすリスクへと
発展していきます。
運動不足を手軽に解消!ストレッチ
仕事の合間や、リフレッシュにも最適なカンタン
ストレッチをご紹介します!
■背筋を伸ばしてスクワット
1. 脚を肩幅に開き、前を向いて立つ
2. 胸の開きを意識しながら、両手を頭の後ろで組む
3. 膝がつま先から出ないように、4秒ほどかけて腰をおろす
4. 4秒ほどかけてひざをゆっくり戻す
無理のない範囲で、数回行ってください。
太ももの大きな筋肉を使うことで、滞っていた
血流の動きを促すことができます。
呼吸を忘れないように行いましょう。
■座ったままできる!肩甲骨はがし
1. 胸の前で手を組んで、息を吸いながら前へ伸ばす
2. 腕が遠くへ引っ張られる感覚で、背中を丸めながら20秒キープ。
3. 息を吐きながらゆっくりと手を戻す。
痛みの出ない程度に、背中が伸びたと感じる回数
ストレッチを行いましょう。
「座りっぱなし」が原因で起こることが他にも!
同じ姿勢を取り続けることは、腸だけではなく
全身に負担をかけてしまいます。
固まった体制で目だけを酷使していると、
交感神経が高まり脳にダメージが!
仕事の疲れがなかなか取れない状態になって
しまうこともあるのです。
また、パソコン操作は姿勢が悪くなりやすく、
長時間猫背でいるとエネルギー代謝が悪化する
ことで、生活習慣病を引き起こす可能性も!
まとめての運動ではなく、こまめに体を動かす
ことが重要です。1時間に1度、立ち上がるように
意識し、座りっぱなしを回避しましょう。