【オーラルケア】欧米では当たり前?予防歯科って知っていますか?
夕日が沈むのもずいぶん早くなり、いよいよ冬の訪れを感じますね。
冬と言えば鍋料理やクリスマスケーキ、おせち料理など、とにかく美味しい食べ物がたくさん食べられる季節ですよね。
美味しく食べ続けるためにも、オーラルケアは欠かせません。
ということで今回は、お口まわりのトラブルを事前に防ぐための【予防歯科】についてお話します。
【歯科の歴史】
予防歯科のお話をする前に、簡単にこれまでの日本の歯科事情についてご説明しておきます!
日本には6万軒を超える歯医者さん(歯科医院)があると言われていて、実は全国にあるコンビニエンスストアの数よりも多いと言われています。
これまでの歯科に対する考え方として一般的だったのは「歯が痛くなった」「口の中に違和感を覚える」など患者自身が口腔内の異変に気付くことで歯医者さんに伺い治してもらうという治療(キュア)が主軸となるものでした。そのせいもあってか、日本人の多くの方が歯医者に行くことに対して「怖い、嫌だ」と思う傾向があると言われています。
戦後の食生活の欧米化や加工食品の普及により砂糖を多く使った食品を食べるようになったことで、虫歯を抱える患者が一気に増えたという時代背景も、歯科医院を「歯を削る/抜く/埋める」場所にした要因だともいわれています。
【予防歯科とは?】
一方で予防歯科とは「口腔を健康に保つためのケア」という考え方です。
予防歯科自体は海外では既に「当たり前」と言われていますが、日本でもようやく口腔ケアに対する意識が高まったことが一つ理由としてあるようです。
特に、口腔の状態が全身の健康状態に影響を及ぼすということが判明し始めたほか、「人生100年時代」と言われるようになり、美味しく食べることが、人生そのものを豊かにするという考えが一般的になりつつあるというのも、予防歯科が注目されるきっかけになっています。
予防歯科の場合、歯の良くない部分を治療するのではなく、そもそも口腔内が不健康にならないように健康な状態を維持するために行うものです。
定期的に歯科医院に行き、ブラッシングの仕方や、自分では分からない口腔内の状態をチェックしてもらうなどオフィスケアをする必要があります。
ちなみにオフィスケアとは、実際に歯科医院に赴き口腔内のメンテナンスをしてもらうことを指します。
【自分で出来ることは?】
オフィスケアだけでなく、自分自身で取り組む予防歯科のことを「ホームケア」と呼びます。
毎日の歯磨きだけでなく、マウスウォッシュやフロスを使った細かい汚れの除去や、歯石にならないように歯のコーティングが重要です。「食べるよろこびは、美味しく食べることから。美味しく食べるには、いい歯を保つこと。」これを機に、是非私たちと一緒に予防歯科を始めませんか?
今後、数回にわたって予防歯科についての情報発信を続けていきます!是非次回もお楽しみに!