誰でも起こりうる!?夜間低血糖と口腔内環境の関係【オーラルケア】

こんにちは!
出島トンボロスタッフの出口です。

気が付くと2022年の1月ももう終わってしまいます!
つい最近「2021年が終わる~!来年もいい年にしよう!」と意気込んでいた気がするのですが、時間が経つのはあっという間ですね。

皆さんは2022年の目標ちゃんとたてましたか?ちなみに、私の今年の目標は「早寝早起き3食食べる!」です!一人暮らしだと自分の都合がいい時に食べたり夜更かしできて、ついつい朝ごはんを抜かしてしまったり、夜更かししてしまうので、今年こそは自分の身体を労わるために習慣を身につけようと思います!

さて今回はそんな生活習慣とオーラルケアにまつわる話をお届けします。

就寝前の食事と血糖値の関係

血糖値、高血圧、低血圧等のキーワードを聞くと思い浮かべやすいものと言えば【メタボリックシンドローム】【糖尿病】だと思いますが、今回お伝えするのは疾患をお持ちでなくてもなりうる症状

その名も【夜間低血糖】

起きる仕組みとしては、就寝前や夜遅くに食事をとり、炭水化物や糖質を摂取した場合、血糖値が上がります。すると膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げようとします。特に夜遅くに食事をすると、空腹感が強く食欲に任せて、ついついたくさん食べてしまいがちです。すると血糖値が急上昇するため、それに合わせてインスリンも過剰に分泌されます。その結果、食後すぐに睡眠に入ると、血糖値が一気に下がり夜間低血糖の状態となるのです。

また、お酒を飲んだあとついつい食べてしまいたくなる【シメ】のご飯にも夜間低血糖になる危険性が含まれています。そもそも、お酒を飲んだ後にシメのご飯を食べたくなる理由は、お酒を飲むことで、肝臓が【炭水化物⇒グルコース】という分解をして血糖値を上げることより先に、アルコールの分解を優先してしまうことにあります。
その結果、血糖値が上がらず空腹感がなくならないため、お酒を飲み終わった後もご飯が欲しくなり、食べ過ぎてしまうのです。アルコールの分解が終わると、食べたものを分解するため一気に血糖値が上がり、結果として就寝前の食事と同様に、インスリンが大量に分泌され、夜間の低血糖が誘発されるのです。

症状と対策、オーラルケアとの関わり

夜間低血糖は寝ている間におきているため、自覚症状が無いことが多いです。ただし、傾向としては起床時に頭痛や肩こりを感じる他、熟睡感がないと言われています。

それだけでなく寝ている間に、負荷がかかっていることがあります。その負荷の中でも、オーラルケアと関係があるのが『歯の食いしばり』『歯ぎしり』なのです。低血糖状態になると、身体はアドレナリンなどを分泌し血糖値を上げようとします。ところが、このアドレナリンというホルモンは身体が緊張状態にあるときに分泌されるものと同じ。寝ている状態でありながら体はある種の興奮状態に入るため、食いしばりや歯ぎしりをしてしまうのです。
食いしばりや歯ぎしりをしているときに歯や顎にかかる負担の重さは自身の体重の2倍だと言われています。通常、歯と歯が接した状態になるのは1日のうち20分程度と言われています。寝ている間、食いしばりや歯ぎしりをすると、負担は増加し、顎関節症の発症や歯周病の悪化を促進してしまうのです。

対策としては、まずご飯を早めに済ませることです。特に糖質や糖に変化する炭水化物の摂取には要注意です。どうしても忙しくて遅い時間になる人は軽めのものにするほか、ナッツなど糖質が少ないものもおすすめです。また、夜の食事が遅くなる場合は、就寝前に空腹感が増えないよう、間食をとることもおすすめです!ただし、間食をとった際は是非、歯磨きやマウスウォッシュを用いたオーラルケアも忘れず行い、虫歯や歯周病の対策もしっかりしておきましょう!

最後に…

いかがでしたでしょうか?夜遅くに何か食べても、しっかり歯を磨けば問題ない、と思いがちですが、実は思いもよらぬ形で口腔内環境に負担がかかってしまうことがあります。

就寝時のマウスピースの装着などで歯ぎしりや食いしばりを軽減することは可能ですが、本質的な解決ではありません。血糖値のコントロール、という観点をオーラルケアにも取り入れてみてくださいね!

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