舌エクササイズで健康を手に入れよう【オーラルケア】

こんにちは!
スタッフのでぐちです。

3月も下旬に入りずいぶん暖かくなってきましたが、朝晩はまだ冷え込みますね!三寒四温という言葉がありますが、最近は特に暖かい日と寒い日が行き来しているような感じがします。季節の変わり目は気付かない間に身体に負担がかかって疲れが溜まっていることもあるので、体調管理には気を付けないとですね!
さて、前回は口臭と舌の関係についてお話しましたので、今回は口臭対策にも繋がる「舌のエクササイズ」についてお伝えしていきます!

舌の位置は筋肉と関係している!?

舌の役割を思い浮かべると真っ先に出てくるのは「味覚」だと思いますが、実はそれ以外にも「咀嚼(噛むこと)」「嚥下(飲み込むこと)」「呼吸」「発声」などで重要な役割を果たしています。私たちの健康とは切っても切り離せない重要な器官であり、ほとんどが筋肉でできています。そして実はこの舌を支えているものは無く、舌自身が舌根と呼ばれる根本で骨と繋がっていることでその場所に位置しているのです。
筋力が衰えていなければ、口を閉じたとき、自然と舌は上あご側にピタッとくっついた状態になると言われています。逆に、舌の筋力が衰えると次第に舌は落ちていき、低位舌と呼ばれ、舌先が前歯の裏側に付いた状態になります。

舌の筋力低下による問題

舌の位置が落ちてくることによってさまざまな問題が起きしまいます。最も多い問題としては、口呼吸になりやすいということです。通常は鼻呼吸をすることで、鼻の粘膜がウイルスや細菌を捕まえ体内に入り込まないようにブロックする役割を果たしますが、口呼吸だと直接体内に細菌が侵入してきます。もちろん、口腔内でも唾液がその役割を持ちますが、口呼吸を続けることで乾燥した外気によって次第に口腔内は乾燥していきます。加えて、舌が落ちている状態だと、舌の下にある唾液腺が塞がってしまい、上手く唾液が出ず口腔内の乾燥がより加速してしまいます。

また、この口呼吸や唾液の分泌量の減少による口腔内の乾燥は、口臭の原因にもなりえます。口腔内が乾燥すると、舌の表面にできる白色の塊「舌苔(ぜったい)」が角質化し、舌苔が溜まることでその隙間に食物残渣(しょくもつざんさ:食べ物の残りカス)が口腔内に残りやすくなります。そして食物残渣の腐敗が舌の上で進み、口臭の原因となってしまうのです。

舌の筋力を高めるトレーニング方法

このようにならないためにも舌の筋力を維持する必要があります。舌の筋力を維持する最大の方法は「舌をよく動かすこと」! 会話の頻度を増やす、よく噛んでしっかり飲み込む、など日常的な行動でも対策は出来ますが、今回はエクササイズをご紹介します!

① 舌の根元を伸ばす意識をしながら「べーッ」とまっすぐ正面に舌を出す動きを15回ほど繰り返す。


② 上下の歯をなぞるように舌を大きく右回り左回りで動かす。左右15回ほど繰り返す。


③ 「イーッ」という感じで、思い切り唇の両端を引っ張る感覚で食いしばる。首の筋が見えるように強く力を入れ、ゆっくり緊張を解く。これを複数回繰り返す。(力み過ぎて肩や首を痛めないように注意してください!)

④ これは最も有名な「あいうべ体操」というものの一部です。以前の記事でもご紹介していますので、気になる方はこちらからご確認してみてください。

最後に…

以上が簡単にできる舌のエクササイズでした!継続して行うと、次第に正しい位置に舌が戻ってくるので継続して取り組むことが重要です。舌の健康は、会話や食事など日常生活の充実と直結します!舌の筋力というのは普段あまり意識しませんが、普段から舌を動かすことをより意識してみてはいかがでしょうか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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