今からでも遅くない!二大口腔疾患の原因と予防!①
こんにちは!
私の大好きなクリスマスも終わってしまいちょっぴり寂しい気持ちですが、気が付くと大晦日までのカウントダウンが始まっている今日この頃。大掃除やおせち作りなど、これからもうひと頑張りですね!
一方で、既に年内のお仕事を納めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
少し早いですが2021年もお疲れ様でした!
2021年をより良く締めくくれるように、そして2022年を充実した1年に出来るように、口腔内の二大問題一つである虫歯についてお話します。
【大人から子どもまで誰でもなりうる疾患】
二大疾患のうち、特に虫歯は年齢問わずなりやすい気として知られています。
とあるデータによると、日本人の成人の9割が虫歯を経験しているということで、数字的にみると、ある意味、風邪と同じくらい「よくある疾患」と捉えられるかもしれません。
ですが、以前お伝えしたように、乳歯の虫歯は永久歯に大きく影響を与えますし、自然治癒で治るのはごく初期段階だけ。風邪はすぐ治せるかもしれませんが、虫歯は一筋縄ではいかないですし、永久歯は一度無くなると2度と生えてくることはありませんので、しっかり治していかなければいけないです。
(以前のブログ内容)
【虫歯の原因は?】
虫歯が出来るにはミュータンス菌(虫歯菌)に代表されるような、糖分をエサにする細菌が大きく関与しています。虫歯菌は、糖から乳酸を作りだし、その乳酸が蓄積することで、歯の表面にあるエナメル質を溶かしてしまい虫歯が進行していくのです。更に、ミュータンス菌は乳酸以外にも、水に溶けず、歯に菌を付着させやすくしたり、抗菌剤等から菌を守る不溶性グルカンというものも作り出すため、虫歯になりやすい環境に拍車をかけます。それ以外にも、唾液の状態やストレス、食事や生活習慣も虫歯には影響してきます。
【予防するには?】
まず見直すべきは食生活。特に食べるものと食べ方に気を配ってみてください。例えば、お菓子や果物など甘いものばかりを食べている場合。どんなに丁寧に歯磨きを念入りにしても、歯磨きの前後で、口内に糖質がある状態が長いとその間に酸が発生して、結果として虫歯のリスクは高まります。まずは、甘いものを食べる量を減らしたり、間食を減らすことを考えてみてください!また、唾液には口内の雑菌を洗い流すほか、酸を中和する作用があります。唾液は食事の際、よく噛むことでより多く分泌されるので、早食いはしないようにしましょう!
もちろん、オーラルケアも重要です。口の中の細菌を0にすることは不可能ですが、細菌が悪さをしないように口内をキレイにすることは可能です。日中は仕事でなかなか歯を磨けないなどの場合は、食後にマウスウォッシュなどを使ってお手軽に口内環境を整えることもできますので、是非取り組んでみてください。
【最後に…】
いかがでしたでしょうか?虫歯は誰でもなりうるものだからこそ、痛みを感じる前から予防して行動することが大切です!今回を機に、ご自身の食生活やオーラルケア習慣を見直しましょう!
次回はもう一つの疾患である「歯周病」についてお話していきます!